平九郎の投資メモ

投資歴は50年。事故で消えましたが、過去20年投資ブログを書いています。

国産クラウドの中枢はI I Jが担う

 

昨日の日経平均は599円高と予想通り急進しましたが、期待のJig.Jpは利食い売りを浴びて9円安と冴えない動きでした。(TT)

 

最も新たに政府クラウドに認定されたインターネットイニシアティブは45円高と、それなりに上がりましたが、正直物足りないです。(-_-)

 

まだ報道が殆どされていませんから、知っている人が少ないからだと思いますが、これで一緒に認定されたソリトンシステムと合わせ、日本勢は4日の「明日は快晴」に書いたように、I I J 、ソリトンさくらインターネットの3社になった訳です。

 

しかし、この3社を比べると分かるのですが、政府クラウドの中枢を握りイニシアティブを取るのはI I Jだと言う事です。

 

理由は、さくらもソリトンも規模的に小さく、売上も利益もI I Jの10分の1以下の会社ですから、資本的・人員的に政府クラウド中枢を賄える状態では無いからです。

 

しかもI I J は社長が、元財務事務次官勝栄二郎氏であり、副社長は、元三菱UFJフィナンシャルグループ情報最高責任者の村林聡氏と、もう一人の副社長

 

谷脇康彦氏は内閣サイバーセキュリティセンター副センター長、総務省総合通信基盤局長総務審議官(郵政・通信担当)を歴任した。慶應義塾大学特別招聘教授東京大学客員教授国立情報学研究所客員教授の経歴の持ち主です。

 

谷脇氏は、NTTの接待問題で官界を辞した人ですが、辞めた理由は法令違反ではなく、NTT会長の沢田氏に割り勘の接待された時に飲んだワインが高級すぎた為、公務員倫理規定違反に問われたという、セコ~イ理由ですから、官僚の同情を集めた人物なのです。(笑)

 

総合すれば、現在の通信行政を担って居るのは、みな谷脇氏の元部下と生徒であり、谷脇を接待し、高いワインを飲ませたが故に辞任に追い込んだ、通信トップNTT会長の沢田氏は、谷脇氏に巨大な借りが有る状態です。

 

しかも、今回の趣旨である、マルチクラウドによる国産クラウド育成はIIJ社長の勝栄二郎氏が、3年前に提唱したものですから、これでI I J が主導権を握れないと思うならどうかしています。(笑)

 

以上の事から、同社の成長は約束された状態であり、それは為替にも金利にも影響されないと確信しています。(^^♪