平九郎の投資メモ

投資歴は50年。事故で消えましたが、過去20年投資ブログを書いています。

ふわっちのJigJP(5244)

今日27日は3月決算ものの、権利付き最終日ですが、最終日だけに面白い銘柄を紹介します。

 

銘柄は「ふわっち」という素人中心のライブ動画配信サイトを経営するJig.JPで、今は人気の無いグロース市場上場ですが、紹介するのは権利落ち以降はグロース市場にも相場が来ると思って居るからです。

 

同社は財務、業績の伸びが共に良く配当も有るし、2月14日増額修正・増配も発表して今期経常利益16億以上を予想している割に時価総額は128億、株価は304円と相当お安いです。

 

寧ろ安すぎる株だけに躊躇しますが、ここ迄上がらなかったのは、単に個人株主の他に大量に保有していたベンチャーキャピタルや、経営陣の売りが大き過ぎて、需給が悪かったけで、今日を最後に上場に伴う売りが全て終わり、株価は上がり始めると判断しました。

 

同社は上場後15ヶ月が経ちますが、ベンチャーキャピタルはロックアップが90日ですから、それらが売る事で、昨年8月の相場は潰され、その後は180日のロックアップが終わった現経営陣の売りで潰されているだけだと思います。

 

ベンチャー企業の経営者は収入が少ない為、株が売れるまでは生活も苦しい事が多く、設立から20年後の上場時に株を多めに売るのは責められません。また、ベンチャーキャピタルは通常上場までが仕事ですから、売るのが当然なのです)

 

しかも上記リンクに掲載されている個人株主3人は経営陣であり、持ち株数が確定する明日以降に売ると、翌年の株主総会で連続して売っている事が他の株主に分かりますから、やる気を疑われて経営が難しく成る為、今期中に売却を済ませたいのです。

 

それを見越してか昨年4月時点で大株主にゴールドマン、シティ、モルガンなどの大手外資や有名な片山晃氏などが顏を出していますし、トップ運用者の清原達郎氏は、同社のような消費者余剰を取り込める投げ銭ビジネスは有望だと今話題の著書に書いていますから、業種的にも人気が付きそうです。

 

そして相場的にも中・大型株は第1四半期の数字が出る6月頃まで手を出し難い為、中小型株が3月末から6月頃まで高い傾向があります。

 

何と言っても、有配で財務健全なネット企業としては、PER11倍台は安過ぎます。(^^♪

 

 

 

 

 

なお「ふわっち」は投稿者(ライバー)が稼げるという噂が有るが本当かと聞いてみたら下記の答えでした。(^○^)