平九郎の投資メモ

投資歴は50年。事故で消えましたが、過去20年投資ブログを書いています。

今週は上値の重い展開か

先週末のNYダウが307ドル高と戻った事で、週明けの日本株も買われて始まりそうですが、指標の米10年国債金利は4.4%に乗せて終わり、原油高のインフレに繋がる中東情勢の緊迫化も変わって居ませんから、上値も重そうです。

 

さてそんな中、一時は大型株にシフトしていたメモですが、最近は再び小型株に戻ってしまい、週末は小型株が再度売られ、苦しい状態です。(TT)

 

しかし、相場状況がどうあろうと材料次第で一発高が期待できる小型株は、運用資金の少ない平九郎の様な専業投資家にはやはり魅力的なのです。

 

最も最近手放した三井住友トラストや、イオン・F・サービスなどは将来性を疑った訳ではない為、乗り換えた小型株が吹き上げる事が有れば、部分的に売って再度買い戻す積りです。

 

そして今は「外部環境に左右されずに成長する」をテーマに選んだ小型株達が、今度の決算発表で増額修正されることを期待しています。(^^♪

 

 

 

 

 

 

中東情勢緊迫化とGOLD高騰

昨日の日経平均は、中東情勢の緊迫を嫌気して一時900円以上下げ、久しぶりに肝を冷やした投資家も多そうですが、その後のNY市場は強い雇用統計の発表にも拘わらず、307ドル高と堅調で、 ホットしていそうです。

 

最も中東情勢は悪くなる一方ですし、株式市場は戻ったと言っても、米10年国債は一時4.4%に乗せるなど、米金利上昇は続いており、此の上昇が長くは続かない事を予感させます。

 

ただ問題の中東情勢の今後など、習近平プーチンのみならず、ネタニヤフや、バイデンにも分からないでしょうから、ここで考えても無駄と言うもので、投資家は自分の道を歩むしか有りません。

 

さてそんな中、最近ドルに対してもGOLDが暴騰していますが、平九郎はGOLDはまだ初動で、大相場が始まったばかりだと思って居ます。

 

 

最も動いているのはGOLDではなく通貨であるドルの方だと言うのが平九郎の持論ですから、価値の動かないGOLDに対してドルが暴落を始めたと言っている訳です。

 

こう書くと、円安・ドル高で、今ドルは高いじゃないかと言う人も居そうですが、日本は米国と同じ船に乗っているため、ドルと一緒に急落しているのが分からないだけなのです。

 

そしてGOLD急騰(ドル・円暴落)の理由は

 

イスラエルや、ウクライナと地続きの欧州の人たちが、欧州全体が戦火に包まれる事と、第二次トランプ政権の誕生により米国が欧州を見放す可能性を感じ始めたからだと思って居ます。(-_-)

 

 

W TOKYO(東京ガールズコレクション物語)

パウエル議長の「利下げ急がない」発言以荒っぽい相場が続いていますが、日本時間の今晩21時30分に発表される米雇用統計で、来週も大きく動くことが予想されます。

 

しかし、こちらは我関せずと昨日は既にほぼ満開の桜を見に行ってきました。(笑)

 

さて日本では桜が見ごろになった昨日、世界長者番付が発表されましたが、昨年度はルイ・ビトン等のブランド品を扱うLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の会長兼CEOベルナール・アルノー氏だと言います。

 

投資家が半導体だEVだと言っている中で、本当に稼いでいるのはバックや酒を売っている会社だと言うのが皮肉ですが、日本でも一番の金持ちはユニクロの柳井氏ですから、世界一儲けているのはブランドでありファッションな訳です。

 

そこで日本でもブランドを扱う会社を調べて見つけたのが東京ガールズコレクションを(TGC)を運営するW tokyo(9159)です。

 

TGCは「現実味のあるファッションを東京から世界に」をテーマとして開かれる若い女性向けのファッションショーですが、海外への情報発信・外国人客誘致を狙い外務省国土交通省がバックアップしています。

 

そしてこの会社何が面白いかと言うと、23年12月末の株主にゴールドマンや、モルガン、シティなど外資系ファンドの他、投資家の片山晃氏(8位)や、AKBの秋元康氏(23位)が居るばかりでなく、レオス投信の藤野英人氏(27位)も居る事です。(四季報電子版)

 

言わば登場人物が超豪華な訳ですから、W tokyoの集客力が高いのは間違いなく、これからの平九郎メモが展開する「東京ガールズコレクション物語」が面白くなりそうなのです。(笑)

 

ただこの会社昨年6月上場したばかりで、出資金が短期間で30倍以上になっている最初の株主の売りがまだ収まって居ませんから、暫くは低迷が続き、株価が大きく動くのは秋以降でしょう。

 

従って直ぐ沢山買おうとは思って居ませんが、じっくり見守りますから年末には面白い事に成ると思って居ます。(^^♪

 

日米欧中央銀行が実験

 

今朝の日経に、「デジタル通貨で国際決算」日米欧中銀が実験 という記事が載りました。

 

国際決算銀行が(BIS)が昨晩発表したと有るので、相場への影響は今日から出る訳ですが、現状では左程大きな影響が出るとは思って居ません。

 

日銀も参加すると言っても、法定通貨であるデジタル円(CBDC)の発行は「国民的議論を得て決まるべきもの」との認識を示しているからで、今回はあくまで実験への参加と言うスタンスだからです。

 

ただ今回は民間銀行も参加する国際的な実験ですから、三菱UFJや、シティなどが発行するデジタルコインを国際間でやり取りし、その後自国通貨に転換するサービスなどは、割と早く実現すると思えます。

 

規模は小さいながらも似たような事をアイリッジもやっているからですが、そして人々がデジタルによる送金に慣れ、各国企業のデジタル送金・受け取りのインフラが整って初めて、法定通貨であるデジタル円も発行できるのだと思って居ます。(^^♪

悪材料出尽くしの住友ファーマ

AIの分析通り、月曜日が分岐点に成った感が強い相場で、昨日もNYダウは396ドル安ですから、今日の東京も売られて始まりそうです。

 

ただそんな中だからこそ、個別株の底打ちを探るのには良いので、今週は主力薬の特許切れから来る業績悪化で、一時上場来安値まで売り込まれていた、底値圏の

住友ファーマを見守っています。

 

 

下落中の株を買って儲けるのは新値を買って儲けるより遥かに難しい為、滅多にやらないのですが、同社は住友グループの会社だけに安心感があり、少しだけ買って有ります。

 

実際同社は、放漫経営などで業績が悪化した訳では有りませんから、予想される2000億程度の損失で住友グループが見捨てる筈もなく、既にリストラも始まっている以上、赤字が出た決算発表を契機に株価が上がり出すと思って居るのです。

 

 

所謂「悪材料出尽くし」というやつですが、今週の平均株価の下落の中で、下値抵抗を示すようなら、同社も大赤字決算の発表と同時に「出尽くし」の可能性が強いですね。(^^♪

 

 

10倍株に共通する4つの条件

4月入りした途端に日経平均は566円安、その後のNYダウは240ドル安と荒れ模様ですが、問題はパウエル発言で跳ね上がった米金利が、今後の経済指標次第では続伸しかねない事でしょう。

 

最もそんなことを平九郎が考えても、結論など出る筈もなく、経済分析はアナリスト達に任せて、「我関せず」と今後も個別分析に集中します。(笑)

 

さてそんな中で、昨日は売った大型株が下がり、買ったJig.jpは堅調だった訳ですから単純に喜んでますが、同社はエミンユルマズさんの言う、「10倍株に共通する4つの条件」が全て揃って居るのにも気を良くしています。

 

4つの条件とは以下で、この条件を満たすだけで10倍になる訳ではありませんが、条件を満たしていれば大化けする確率は上がります。

 

(1)過去4年間の売上成長率が年20%以上

 

(2)営業利益率が10%以上

 

(3)上場から5年以内

 

(4)オーナー企業、または社長が筆頭株主である

 

(1)の売上成長率は、単純に4年間で倍増と覚えれば良いので簡単ですし、平九郎もこの基準で大化け株を探すのは妥当だと思います。

 

そして当然平九郎もJig.jpを買った狙いは短期の株価10倍(テンバガー)なのです。(^○^)/

平九郎流「我が投資術」は Jig.jp(5244)

 

写真の男性はJig.jp社長の福野泰介氏で、若く見えますが45歳です。

 

こんな写真を載せた理由は、先週末大型で動きの遅い配当重視の三井住友トラストと、NISA保有以外のイオン・フィナンシャルサービスを売って、Jig.jpを大幅に買い増し、長期投資銘柄として組み入れたからです。

 

安定の大型・高配当株を売って人気の無いグロース市場の小型株を買うのは、サラリーマンで言えば、大企業を退職して、ベンチャー企業に入る様なものですから、冒険ですが、その価値が有ると判断しました。^^

 

そして冒険する気になった理由は、為替や金利・資源の制約の少ない、MetaやTikTok等と同じ、成長スピードの速いネット企業だからで、しかも同社の放つ「匂い」が良い為、テンバガーを狙いたくなったのです。(笑)

 

この場合「匂いと言うのは経験や勘の部類に属しますから、説明が難しいのですが、この会社なら不運で失敗する事は有っても、投資家を騙すことは無いと確信した訳です。

 

最も現実には、好決算を出し投資家が買い上がった所で、ベンチャーキャピタルと経営陣に大量の売りをぶつけられ、株価が低迷していた訳です。

 

その為、同社に騙された感を持つ株主は多そうですが、それはIPOのロックアップ解除後の売りを計算しない投資家に責任が有るとしか言えません。

 

そして平九郎の背中を押したのは、やはり清原氏の「我が投資術」に有った「戦争に於いて良い指揮官と並みの指揮官との違いは、たった10秒ほどである。」に共感したからです。

 

最も同氏は「グロース市場は最悪の市場で銘柄を探すのは効率が悪すぎる」とも書いてますから、ある意味同氏への挑戦にもなります。(笑)

 

まあ言ってみればこれは、平九郎流の「我が投資術」なのです。(笑)(^○^)