平九郎の投資メモ

投資歴は50年。事故で消えましたが、過去20年投資ブログを書いています。

世界大戦への懸念か?

昨日の東京市場は植田日銀総裁が利上げ継続に言及した事から、予想以上にタカ派的と受け取られて円高が進み、日経平均は一時1300円以上下げ、結局38,126円(-975円)となりました。

 

またその後の米国でもパウエルFRB議長が次回の利下げに言及した事と、雇用指数の弱さからNYダウが一時600ドル以上下げており、世界景気の後退を懸念したのか、海外の日経平均は、再び1500円程売られています。

 

ただ平九郎が気になって居るのは、イスラエルがハマス指導者の暗殺をイラン国内で行った事で、イランはメンツを潰され、世界の火薬庫と言われる中東が大火事に成りそうな事です。

 

これはイランVS(イスラエル+米国)の過去50年の対立の歴史をご存じの方なら分かるのですが、両国は犬猿の仲であり、今回の事で(米国+イスラエル)VS(中国+ロシア+イラン)が明確化した上、政治によるコントロールが難しくなっています。

 

また今回「暗殺」が高・高度からと思われる精密ミサイル攻撃によって深夜に行われたことから、(イスラエル+米国)が他の指導者の暗殺も容易であることを実例で示した為、北朝鮮金正恩は相当ビビった筈で、同国の動きが活発化するでしょう。

 

今回の為替の動きは急ですが、実際の金利引き上げ幅は0.25%であり、植田総裁が言うように未だ低金利なのは間違いなく、実質金利もマイナスのままです。

 

従って、株式市場の下げが金利や為替だけが原因なら、市場の動揺も直ぐ収まると思って居ますが、世界大戦まで心配し始めたとすれば調整は長引き、物色銘柄にも大きな変化が起きるかも知れません。(-_-)

 

 

 

写真は我が家の梅干しの土用干しの風景ですが、相場と同じでなかり酸っぱいです。(^^)