平九郎の投資メモ

投資歴は50年。事故で消えましたが、過去20年投資ブログを書いています。

SEホールディングス&I

 

上記SEホールディングス&Iの5年チャートですが、所謂カップアンドハンドルの形になって居るのが分かります。

 

そして下は全期間を表示したものですが、此方は見ると長期揉み合い離れのチャートに見えて来ますが、時折瞬間的な高値(スパイク)が立っているのも分かります。 。

 

 

 

さて問題は今後ですが、今回もスパイクで終わる可能性も有りますし、持続的な成長を手に入れる可能性も有ると思って居ます。

 

楽観的なシナリオから言えば、同社のIT技術書を中心に関連3社を展開する戦略は正しいでしょう。

 

大幅に不足するIT技術者養成は急務となっていますから、それらをターゲットにした今の「書籍を電子化して自社サイトに誘導する戦略」は顧客がIT技術者メインだけに、出版不況の中でも数の伸びが期待出来ますし、販売効率も利益率も上がるでしょう。

 

 

問題は悲観シナリオですが、これは本業に問題ない以上、当然運用する自社の時価総額相当の、株式運用です。

 

有価証券報告書を見れば、現在260銘柄に長期分散投資しているとあり、これならほぼインデックスと同じ動きをすると見て良いでしょうから、日経平均が上がっている現在、大きく儲かって居るのは間違いないでしょう。

 

しかし、人間あまり上手く行くと、必ず己惚れるもので、元銀行員だった速水社長は「俺は天才だ!もっと儲けてやる」と思って居るに違いない事です。(笑)

 

「好事魔多し」株式市場が牙をむくのはそんな時で、相場が上がろうが下ろうが、必ず天狗の鼻を折に来ますから、運用者の実力が試されるのはそれからです。

 

そしてその場合株価は急落しますから、株価的には一時の高値だけで終わるでしょうね。^^

 

むろん平九郎は長期的に成長して欲しいので、株主として総会に出席して、今の事業を伸ばす為、会社での株式運用を大幅に縮小するように説得してみたいと思って居ます。(^^♪

 

 

 

 

 

 

ちなみに「好事魔多し」の良い事例はサラリーマンで最後の長者番付トップに立ったタワー投資顧問の清原達郎氏が書いた「我が投資術」を読むと良く分かります。

 

清原氏は癌で運用を止めており、本は素直な気持ちで正直に書かれた、運用業界の記録なので業界人が読めば超面白いです。

 

また本には清原氏野村証券時代、夜遅くまで仕事をしていたら、上司だったSBIの北尾氏に自宅に呼ばれ、奥さんの手料理を振舞われ、その後また仕事したと有り、野村のモーレツぶりと、北尾氏の面倒見の良さが分かりました。^^