平九郎の投資メモ

投資歴は50年。事故で消えましたが、過去20年投資ブログを書いています。

戦火の拡大は当面無いと思う訳

昨日の米国市場で10年国債が4.6%に乗せた事から円安が進み、154円台となった為、宇宙人とも称される神田財務官による為替介入への警戒感が強まっています。

 

そんな中でイランのイスラエルへの攻撃に対し、イスラエルが報復攻撃を決定したかのような紛らわしいニュースが流れ、時間外の日経先物が800円程下落していますから、このままいけば今日の東京も大幅安は免れないでしょう。

 

しかし、上記ニュースは良く読めば、単なる観測記事ですから、ここで慌てて動くのは得策とは思えません。

 

むろん「瓢箪から駒」のように、観測記事が実現してしまう場合もありますから、油断は禁物ですが、少なくとも現段階では夜間の反応は行き過ぎだと思って居ます。

 

そしてこれは平九郎の観測でしか有りませんが、報復は撤回したのニュースもありますから、もし今後イスラエルが戦争のエスカレートに繋がるような報復をした場合、米国のネタニアフ降ろしが始まると思って居ます。

 

イスラエルは支持してもネタニアフは支持しないという訳ですが、ネタニアフもそれが分かるだけに今回は米国の意向を尊重し、大事にはならないと思えるのです。

 

 

ただし、飽くまで米国に従うのは今回だけの可能性があり、今後の動向に注意が必要なのは変わりませんし、宇宙人による為替の介入懸念は強いままです。(^^♪

週末のNYダウが下げた原因

週末NYダウが大きく下げた原因と言われる、中東でイランがイスラエルを攻撃しました。 

 news.livedoor.com

 

しかし、イランはドローンがイスラエルに届く前に発射を発表したと言われ、イスラエルも被害は殆どなく、単に国内強硬派をなだめる為にやった感がある為、今日の相場に与える影響は小さいでしょう。

 

これを見て、平九郎が思ったのは、週末のNYダウの475ドル安は、元々イラン問題を懸念していたものでは無かったのだろうと言う事です。

 

NY株が下げた本当の原因は、ほぼ同時に伝えられた、プーチン氏がウクライナとの停戦に同意したというニュースであり、世界的な公共事業とも言えるロシア・ウクライナ戦争援助が終るのを懸念したからと思えるのです。

 

何と言っても大量の物資を消費するだけの他国への戦争援助は、当事国でない国にとっては、公共事業と変わりなく、自国の産業を潤わせるからです。

 

特にアメリカは「兵器」が主力産業とも言えますから、自国の若者のが死なず、景気浮揚に役立つ他国の戦争は、政治的にはもってこいな訳で、終わると成れば株が売られるのは自然です。

 

穿った見方では有るものの、上記のような見方も有ることを投資家なら頭の片隅には置いておくべきだと思って居ます。(^^♪

ジンバブエの現状は世界の未来?

週末の米国市場は、JPモルガンが急落したのに加え、中東情勢の緊迫化が伝えられたことで、NYダウは475ドルとなり、週明けの東京市場は売られて始まりそうです。

 

最も反応は中東でのイランの攻撃の有るなしと、有ったとしてもどの様な場所をどの様に攻撃するかによっても、まるで違うでしょうから、今から考えても無駄と言うものです。

 

まあ確かに外部要因の影響を受け難い企業を中心に買って居るとは言っても、全く影響がない訳では有りませんが、優れた企業は環境悪の中でこそ成長すると思って居るので、特に気にしていません。

 

ただ気になっているのは、最近のGOLDの高騰が、ハイパーインフレを警戒してのものだと言う見方です。

 

第2次大戦後のドイツのような、生産設備が破壊されたことで物価が1年で10万倍に成ったハイパーインフレは考えられませんが、4年で2倍増程度のインフレなら十分起こり得ると思えるからです。

 

これで面白いのが100兆ジンバブエドル札を出して破綻したジンバブエが、再び自国通貨を金本位制で発行したと言う日経記事です。

www.nikkei.com

金本位制ならインフレも収まりそうなものですが、そもそも新通貨が手に入らない上に、実際に交換してくれるという信用も無い為か、上手く行っていないようなのです。

 

ジンバブエが世界の未来を暗示していると考えると、チョット怖くなりますね。(-_-)

究極の資産防衛株

昨日は米国に公式招待された岸田首相と、バイデン大統領の共同声明が発表されました。

内容は「日米の連携を強化した防衛能力向上」ですが、どうも有事には日本の自衛隊が米軍の指揮下に置かれ、米国の先兵とされる内容です。

 

これは重大な変更ですから、驚いて昨日発表された夕刊の全紙を図書館で読んでみましたが、批判めいた記事を載せていた新聞はなく、何時もはヒステリックに騒ぐ朝日新聞でさえ事実を伝えるだけでしたから、どうも違和感が有ります。

 

米国公式訪問前の事前報道も「バイデン氏と飯を食うだけ」みたいなものでしたから、マスコミも内容を碌に知らなかったのかも知れませんが、日本の報道は米国によって操作されている感が強く、今後の世界情勢はより俯瞰的に見ていく必要が有ります。

 

さてそんな中、今日は4月のオプションSQですから、SQに合わせて、イオンFサービスを買い増す積りです。

 

ただ急激に上がるとも思っておらず、債券感覚の買いですから、高いところは買う気はなく、利回り4%以上を目途にしています。

 

何と言っても元関東財務局長・金融安定理事会議長を務めていた同社会長の白川氏は、敵に回せば厄介ですが、味方として考えれば、政府・官僚の動きを熟知した心強い人なのです。(^^♪

イオンFサービスの急落を買う

 

 

昨日は米消費者指数(CPI)が予想を上回った事から、利下げが遠のいたとしてNYダウは422ドル安、米10年国債金利は4.5%乗せ、ドル円は153円台と相場は超荒れ模様ですがそんな中で一句です。(笑)

 

「白河の 清きに魚も 住みかねてもとの濁りの 田沼恋しき」

 

 

 

上記は「清く正しい政治は住み難い」と言う意味の幕末の狂歌ですが、昨日のイオンFサービスの貸倒引当金を大幅に積み増した為の渋い決算による急落は、この歌が良く表しています。

 

貸倒引当金を積み増せば経営は安定し、金融機関にとっては良い事の筈ですが、庶民は「安定的で正しい政治」より、多少無理でも「増配」等を期待していたようで、急落した訳です。

 

しかし、海外の貸し倒れ引当金を厚く積むのは、経営判断としては正しいと言わざるを得ません。

 

同社会長の白川俊介氏は元金融庁の関東財務局長であり、金融安定理事会の議長を務めてた方ですから、貸倒れ引当金を厚く積むのは当然なのです。

 

しかも白川氏は以前平九郎が出席した株主総会「苦虫を嚙み潰したブルドックのような怖~い顔」で座ってましたから、あれでは誰も逆らえません。(笑)

 

従って貸倒引当金の積み増しによって経営の安定度は増した訳ですし、株価が下がって配当利回りが4%に乗せた現在は絶好の買い場と、信用を使って買い戻し始めています。

 

Jig.Jpを買ってカネが無いので信用なのですが、出来れば現引きしたいですし、本来なら家庭の主婦の新NISA銘柄として勧めたい位です。

 

何故ならイオンFサービスは、グループの儲けが集まる構造を持つ上、貸倒引当金の積み増しで減配の可能性は殆どなく、万が一変調が有っても、何時もイオンを利用する主婦ならアナリストより先に分かるからです。

 

しかも元金融安定化理事会議長の会社は何が有っても「国が潰せません」し、配当4%以上を新NISAで無税で貰えますから、実質5%の金融債みたいなものです。(笑)

 

また同時に出た決算は、セブン&アイが20%減益なのに対し、イオン本体は売上10兆円乗せの最高益ですから、今の貸倒れ引当金積み増しが一巡すれば、メコン地区は世界が注目する成長拠点ですから利益も、株価も急騰すると思って居ます。(^^♪

 

 

Jig.JpのIR対応

昨日Jig.JpのIR担当にサイト運営への意見をメールした所、「貴重なご意見有難うございます」と、予想通り「ド定番」の答えが返って来ましたが、執行役員の署名入りだったので、結構真面目に受けてくれたようです。

 

平九郎が長期保有する企業のIRに必ず接点を持つのは、当然質問が多いからで、今回も10問ほど聞きましたが、本当に知りたかったのは「今後も成長に向けた強い意志が有るか?」でした。

 

この場合も会社の答えは当然「成長の意思は強い」になりますが、その裏で、役員が大量に株を売っているようでは信用できない訳です。

 

しかし、今回は昨日書いたように、第2位の大株主であり、ベンチャーキャピタル協会会長でもある取締役の赤浦氏が1株も売ってない事が分かりましたから、信じて良さそうです。

 

またもう一つの理由は、メールや電話で接点持ち、IR担当の能力と対応を見る事で、その会社の企業統治能力(ガバナンス)が分かるからです。

 

ちなみに平九郎は以前、某社の女性IR担当の対応が余りに酷いので、その場で持ち株を叩き売った事が有ります。(笑)

 

今回のJig.Jpはガバナンスも十分合格点ですから、10バガー株に多い4条件を満たした上、財務も良く、現在収益も良いだけに、後必要なのは「運」だけです。

 

しかし「運」ばかりは予測不可能ですから、後は見守るしかありませんね。(^^♪

 

Jig.Jpへの質問と提案

 

先日買い増したJig.jpで、IRに幾つか質問していたのですが、その中に、大株主第2位の赤浦徹氏の株売却の件が有りました。

 

聞いたのは今年2月16日に変更報告書が出ているからですが、同氏は日本ベンチャーキャピタル協会会長ですから、売って当然のロックアップ明けの時期とは言え、内情を良く知る同氏が売り急いでいるようなら、この先の業績が心配だからです。

 

その答えは、売ったのは同氏が清算人となっているインキュベイトファンドの分であり、下記の通り同氏は売ってないと言う事でした。(インキュベイトファンドは上場が迄が仕事ですから、売るのが当然)

 

 

■有報P37(2023年3月末時点):赤浦個人5,412,000株/インキュベイト8,400,000株
■「株式の売出し及び主要株主の異動に関するお知らせ」(2023年8月23日公表時点):インキュベイト8,400,000株
■第2四半期報告書P8(2023年9月末時点):赤浦個人5,412,000株/インキュベイトは大株主でなくなったため非開
■変更報告書P3(2023年9月28日提出):赤浦個人5,412,000株/インキュベイト48,600株
■変更報告書P3(2024年2月16日提出):赤浦個人5,412,000株

 

期待以上の回答だったのでお礼を述べ、同氏が株を売ってない事に安心しましたが、サイトについては以下の様に返信させて頂きました。(^^♪

 

以下Jig.jiのIR宛て

 

なお、参考としてふわっちユーザーとしてサイトを見た場合の感想を述べますと、現在は怪しさが目立つサイトと言わざるを得ません。
 
個人的な意見としては、投げ銭ビジネスが「消費者余剰」を取り込む仕組みなら、余剰を多く持つ趣味者のジャンルを強化すべきでしょう。
 
今なら、株式投資やアイドル、囲碁、将棋、フィルム写真など個人の趣味者が集まるようなサイト運営をする方が良いのではないかと感じました。

 

以上